ボーンブロス

ボーンブロスの抗炎症作用についての機序

こんにちは〜!
「ボーンブロス・八雲」の諸江栄美です。

初めての方へ・・・ボーンブロスってなに?   「bone(骨)」+「broth(出汁)」でボーンブロス。鶏や牛などの骨からとった出汁のことを言います。長時間煮込むことで、骨や軟骨に含まれるコラーゲン、カルシウムなどの有効成分が溶け出し、美肌や美髪、アンチエイジングを助けるスープとして、現在西洋では広く認知されています。このサイトは日本に住むあなたへ、北海道産の牧草牛で作った「ボーンブロス・八雲」を始め、ボーンブロスを自宅で用意する事から始まる、豊かなライフスタイルを提案しています。

今回はボーンブロスが持つ機能性のひとつである、「抗炎症作用」についてお話ししますね^^

「ボーンブロスには、抗炎症作用があります」って、時々言われていると思うのですが、その機序をお伝えするにあたって、まずあなたに知っていて欲しいのは、「炎症ってなんだい?」っていうところからです。

炎症とは、感染や外傷による組織障害に対して、生体がその外傷因子(原因)を排除し、組織を修復するために生じる、一連の反応を炎症と言います。

身体のある所がダメージを受けたときに、その因子(原因)からあなたをガードするために、脳に「消防隊を呼んで!」と細胞から信号を出すのが炎症メディエーターと呼ばれる物質です。炎症メディエーターは数百種類もあって、そのシグナルによって変わる炎症反応の特徴としては、発赤(赤くなる)・腫脹(はれる)・熱感(あつくなる)・疼痛(いたみ)があり、それらは「炎症の四徴」と言われています。

ダメージを受けたところが局所的に血流量が上がって赤くなったり、腫れる事で炎症巣を隔離したりする事で、ダメージを受けた組織の再生や修復をはかること。この事こそが炎症が起きる目的なのです。

なので、「炎症」とは、あなたの身体の状態を一定に保とうとする、正常な生体反応なのです。この事をホメオスタシス(恒常性(こうじょうせい)維持機能)と呼びます。ですので、炎症自体は決して悪いものではないのですよ。

炎症メディエーターの中には、アレルギーを引き起こすヒスタミンや、痛みを引き起こすブラジキニン、さまざまな症状の引き金となるプロスタグランジンや、サイトカイン。また、細胞を直接障害するフリーラジカルがあります。

「フリーラジカル」という物質。この名前を聞いた事がある方も多いかもしれません。

フリーラジカルというのは、細胞の中や血中に存在する物質で、簡単に言うと「電子がひとつ足らない不安定な酸素」の事で、電子を求め、あらゆる物質から電子を奪おうとするかなり強気な性質を持っています。電子が奪われるという事は、その相手の物質が「酸化する」または「燃える」という事を意味します。

フリーラジカルについて勘違いされやすいのは、フリーラジカルは白血球が菌を殺す時に利用されるなど、元々は身体の正常な働きの一部を担っている物質なのだという事です。
しかし、現代に生きる私たちが、ストレスや喫煙、また飲酒などの生活習慣によりフリーラジカルを増やしてしまうと、たちまち悪さをしだすのです。

それは「酸化ストレス」とよばれ、細胞のDNAや細胞膜上のリン酸脂質、たんぱく質、糖質を酸化させ(傷つけ)、血管障害を進行させます。そうなる事で、生体内の構造や機能を乱し、病気を引き起こし、老化が早まり、細胞のガン化や生活習慣病へと導きます。

血中にフリーラジカルが入ると血管内皮細胞が傷つき、そうするとその傷ついた細胞から、冒頭でお話しした別の炎症メディエーター(シグナル)が放出されて、その結果、様々な炎症を引き起こす引き金になるのです。

スカベンジャーの登場

一方で、作られすぎたフリーラジカルに対して抗酸化作用がある物質が、
「フリーラジカル・スカベンジャー」と呼ばれる種類の物質です。
ちなみに「スカベンジャー」という言葉には、やっつける!という意味や、そうじ屋という意味があります。

そのフリーラジカル・スカベンジャーのなかでも最も有名なのが、

「グルタチオン」という物質です。

グルタチオンは自らの電子を、不安定なフリーラジカルに捧げることでフリーラジカルの安定化につなげさせる「慈愛に満ち溢れた物質」とイメージしてください(笑)
グルタチオンには、
①酸化物質を還元するという性質(抗酸化作用)
②毒物を抱きかかえて(取り込んで)解毒し、排泄するという性質

があります。

さぁ、ここであなたに注目して欲しいのが、グルタチオンが一体何で出来ているのか?という所。

グルタチオンは、3つのアミノ酸から構成されています。

それはグルタミン酸・システイン・グリシンです。

グルタミン酸は旨み成分としてよく知られていますね。そしてシステインはお肉などに含まれる物質。

そしてグリシンというアミノ酸は、多くのたんぱく質のなかでもわずかしか含まれないのですが、

ゼラチンやエラスチンといった、動物性たんぱく質のうち「コラーゲン」と呼ばれるものに多く含まれるのです。

コラーゲンの構成からみてみると、コラーゲンは2種類のアミノ酸と、グリシンというアミノ酸が3つくっついて出来るもの。
これをコラーゲン様配列(ようはいれつ)と言います。

コラーゲン様配列

つまりは・・・
グリシンなくして、コラーゲンはできぬぞ!!!
という事なんです。
まさにボーンブロスの抗炎症作用をにぎる鍵は、グリシンにあるのです。

そしてこのグリシンは、なんと可視化できます。
含まれているのかどうかを自宅で確認する事が出来るのです。
あなたはお気付きかもしれませんが、コラーゲンは冷やすと固まりますよね^^
冷蔵庫に入れて固まる事ができたらグリシン入っとる!合格です!

「ボーンブロスには抗炎症作用があります。」とよく表現されていると思うのですが、その抗炎症作用があなたの体内で発動されるまでの成分が、そのスープに本当に入っているのか? 
それをきちんと自分自身で確かめれると、より良いですね^^
納得しながら体内に入れるのとそうでないのとでは、きっと意識の面でも大きく違いますしね。
自ら見極め、選択していく。そんな仲間が増えていったら幸いです。

ボーンブロスの抗炎症作用については、「抗酸化」と「抗炎症」がなんとなくごっちゃになって、さら〜っと伝えられる事も多いのですが、
ここはボーンブロスの機能性のなかでも基本的な部分ですので、あなたには丁寧にお伝えしたくって^^

おまけ・・^^
一昨日は急遽、知人からの嬉しいチケットのプレゼントを頂き、
「べストドレッサー賞」の授賞パーティに伺ってきました^^

ドレスコードが青でしたので、青いスカートでおめかししました。

有村架純さんや高橋一生さんが受賞されていました。おめでとうございます!

さぁ、明日は待ちに待った「ボーンブロス・八雲」の試飲会です!
お会いできる皆様、とても楽しみにしておりますね^^

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